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社員紹介
関 眞 Makoto Seki

第二設計本部 第一設計室
2010年入社
理工学機械工学科卒
自ら製品コンセプトを考え、
新しい価値を創り出せるエンジニアを目指す。

開発条件をクリアする手応えと醍醐味。
複写機の周辺機器の機構設計を手掛けています。担当機種はフィニッシャー(仕分け・綴じ・折り・製本機能)と4ビンプリントポスト(出力紙の仕分けトレー)。主に3次元CADを用いて、製品のアセンブリモデル、部品の3Dモデルや図面を作成しています。
設計の際には、駆動部であれば動作負荷などの計算や、実際の動作負荷が想定通りになっているかの検証も実施。
また、その他にも試作機で通紙試験や耐久試験、騒音測定などの評価も手掛け、求められる品質や機能を満たすためのアプローチも行なっています。機構設計は、最初に仕様が提示されるとともに、使用材料削減のため機械重量は前身機の○○%以下、騒音は前身機以下、紙の揃え品質は前身機以上など、様々な開発条件が突きつけられます。
これらを達成するためには多様な方法があり、それを自ら考え、クリアすることが仕事の手応えとなり、醍醐味となっています。
独特の一体感が生まれる瞬間に満たされながら。
入社4年目。新機種の立ち上げ時に、小さく簡単な機能でしたが、主担当として搬送駆動部を設計した経験が忘れられません。
実際に機械をゼロからつくるには、部品のコストや強度、組立性や重量など考慮すべきことが沢山あり、日々プレッシャーとの闘いでしたが、ここで得たスキルとノウハウは今の自分の礎となっています。また、例えば納期が限られている中で、何百点という部品を設計しなければならない状況のときに発揮されるチームパワーと、それが最大化して独特の一体感が生まれる瞬間があるのですが、この中に身を置いて満たされる感覚が私はとても好きです。なぜなら密度の濃い時間をチームで共有する中で、さまざまな触発があり、学びがあるからです。
今後もたぶん何度も経験する機会だと思いますが、その度にエンジニアとしての成長を果たしていけたら、と思っています。
独自の視点とこだわりで、私流の付加価値を。
機構エンジニアとしての今後の課題は、電気・電子、ソフトウェア、製品技術、部品技術などのエンジニア領域にも通じて、万能のスキルを少しでも高めていくこと。その上で、将来的には与えられた仕事をこなすだけでなく、自ら製品コンセプトを考え、新しい価値を創り出せるエンジニアになりたい。そのためには日々のどんな小さなテーマに対しても全力で立ち向かっていかなければ、と思っています。
例えば、“快音”の追求。静音でも、騒音でもない、耳に心地いい機械ならではのサウンドを極めるチャレンジなど、独自の視点とこだわりで、自分流の付加価値を生みだしていきます。
そしてユーザーの要望にとことん応えるカタチで、あるいは自分のアイデアを具現化するカタチで、次々とトライします。
トライアルの余地は無限大にあると、私は考えています。これからが楽しみですね。