リコーグループは、全社員が地球市民、企業市民であるという理念の基に、人にやさしい、地球にやさしい企業、グローバルに継続的な発展を目指す企業活動を進め、企業市民としての責任ある行動と社会への貢献を行う社会的責任活動を実施しています。
「リコーグループ行動規範」は、リコーグループがグローバルで企業活動を展開していくにあたり、リコーグループの全ての役員および社員が守るべき基本的な行動規範を定めたものです。
リコーテクノロジーズは、環境活動を通じて新しい経済価値を生み出す「環境経営」を目指しています。そのために、経営のあらゆる側面に「環境」の視点を取り入れ、事業活動の全領域において環境負荷削減を進めています。
健康宣言
代表取締役 社長執行役員
田上 亮
推進体制
当社は、健康経営主管部署である経営企画室が中心となり、産業保健スタッフ・リコー三愛グループ健康保険組合等と連携しながら、社員の健康維持・増進にむけた様々な取り組みを行っております。 2015年度より産業医・保健師の配置体制を見直し、全事業所がリコーグループの健康管理体制に入ることにより、リコーグループ方針である‘自分の健康は自分で守る自己保健意識’をベースとした、予防・健康リスク防止への取り組みを始めております。 2018年度からは、さらなる健康増進にむけ、健康保険組合と、データを活用したコラボヘルス活動への取り組みにも着手しております。 「安全と健康」への取り組みや活動経過・実績等は、経営会議に付議して経営層と共有するとともに、重要な意思決定を行ってます。
取り組み内容と実施状況
1.安全・健康・快適な職場環境を目指し、メンタルヘルス不調者の発生抑制・早期発見と対応に取り組んでいます。
(1)定期健康診断受診率100% 当社では法定健康診断に加えて、がんの早期発見や生活習慣病予防に狙いを絞った健康診断を実施し、健康維持・増進に取り組んでいます。また、2014年度以降、社員の定期健康診断受診率は100%を継続しています。
(2)ストレスチェックの実施による職場改善への取り組み 2013年度より毎年実施し、セルフケア・ラインケア・産業医や保健師による面接指導等を実施しております。2016年度よりストレス判定図(集団集計結果)を経営層と共有し、職場環境の改善を経営課題として位置づけ計画的に取り組んでいます。ストレスチェック受験率は2020年度91.5%、2021年度は92.5%と高い割合で推移しています。
(3)メンタルヘルス不全の未然防止早期発見 社員の勤務実績から、潜在する健康不調者を早期に発見し、予防措置を講じる取り組みを2016年度より取り組んでおります。
(4)長時間労働の防止 ~残業低減・有給休暇取得の促進~ 年度ごとに年間総実労働時間の削減目標を掲げ、以下の施策、取り組みが行われています。週2~3回の「ノー残業デー」の実施や、テレワーク、サテライトオフィス、在宅勤務の活用、EWT制度(フレックス勤務制度)による残業時間の低減を推進しております。また、残業時間が一定時間を超えた場合、本人と上司による健康管理セルフチェックを実施し、長時間労働に起因する健康リスクを低減させるため、必要に応じ産業医による面談も行っています。また5日間の連続休暇を奨励するMVP5(マイバケーションプラン)制度や時間年休の導入により有給休暇取得を促進しています。
2.健康維持・増進活動につきましては、各事業所にて様々な取り組みが行われております。
(1)食生活の改善にむけた取り組み 昼食を利用して、『糖質制限』や『血中脂質低減』等をテーマにした栄養セミナーを開催する他、ヘルシーメニューの試食会等の取り組みも行っています。
(2)運動機会の増進にむけた取り組み 事業所内の運動イベントや、家族も参加できる事業所外でのウォーキングイベント等を開催しております。
(3)健康セミナー開催 健康維持・増進のための各種セミナーを開催しております。例えばボディ-メイクセミナー、生活習慣予防セミナー、肩こり&腰痛予防セミナー、あるいは体成分分析測定会等も開催しております。
(4)非喫煙化 事業所内は全面禁煙を徹底しておりますが、更に一段レベルアップした取り組みとして毎月22日をスワンデーと位置づけ、喫煙者に終日禁煙へのチャレンジを推奨しております。
本施策実施のために、喫煙者への禁煙支援をリコー三愛グループ健康保険組合が産業医、保健師の指導のもと進めており、禁煙補助薬の購入補助・治療費補助や、保健指導を行っています。 当社は非喫煙化によって、健康増進と快適な職場環境の整備をさらに進めていきます。多様な人材が個性・能力を最大限に発揮し、英知を融合させることで、イノベーションが創出され、多様な顧客ニーズに対応した付加価値の高い商品・サービスの提供につながります。
その実現のためには、だれもが尊重される職場環境を実現し、社会の多様性を尊重する企業風土を実現すると共に、社員一人ひとりが仕事と仕事以外の生活の双方をマネジメントし、生産性の高い働き方をすることが必要となります。
このような考え方から当社は、「ダイバーシティ&インクルージョン」と「ワークライフ・マネジメント」を重要な経営戦略の1つと位置づけ、両輪で積極的に推進を進めていきます。
その重要な柱の一つとして女性活躍推進を位置づけ、積極的に推進します。
経営課題の解決につながる健康課題から、期待する効果・健康保持増進に関する具体的な取組みをつながりを把握し、健康経営を推進しています。
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