少々発想を飛ばして、未来時間の中で考えてみると、次々と夢のあるアイデアや構想が浮かんでくる。
リコーテクノロジーズのエンジニアたちのアタマとココロに描かれる未来とは?ここでは三者三様のユニークな未来ビジョンを紹介します。

機能の進化&複雑化で密集する機構部品やハーネス。 これを一気に解消する技術って?

鈴木 卓Taku Suzuki

ワイヤレス給電が可能になれば、すべてが劇的に変わる!

ハーネスでつなぐ必要がなくなれば、一気に空間に余裕が生まれ、
組み込みの自由度が高まり、さらなる機能進化が一気に進む。
そんな未来がきっと来る!

鈴木 卓 Taku Suzuki
第二設計本部 第二設計室

2012年入社。工学部情報工学科卒。入社以来、フィニッシャーの機構を動かすための制御ソフトの開発を手がけている。現在は前身機とは全く違うメカニズムを搭載する次世代モデルの開発をテーマに、あらゆる可能性を探りながら、その中から画期的な制御コンセプトを導き、世界的なベストセラー機を生みだすための挑戦を行っている。

電磁誘導へ。電源方式が変わる。操作方式が変わる。

私は現在、紙を束ねたり、揃えたり、折ったり、綴じたりするフィニッシャーと呼ばれる機構のソフト設計を行っているのですが、動作確認や耐久試験でよく起こるのはハーネス断線によるモータ異常です。この現象は特に揃え機構で顕著に現れます。なぜなら、用紙1枚毎に機構が動き、その機構につながったハーネスにダメージが蓄積されてしまうからです。もし、ワイヤレス給電が実用化されれば、独立して機構だけ動かすことが可能になり、ハーネスも不要になり、そしてメンテナンスフリーにもなります。また、大量のハーネスで制限されていた機構も自由になり、2次元にしか動けなかったものが、3次元に自在に動けるようになるかもしれません。また、電源のみならず、機構を磁力で操作できるようになれば、モータを動かすギヤやベルトも必要なくなり、機構はさらに自由になります。夢のような技術ですが、だからこそ実用化に向けて考えることに面白味を感じています。

技術革新のタイミングで、どこにも負けない先駆者に。

ワイヤレス給電の原理は、電気を磁界に変換する「電磁誘導」であり、例えば電動歯ブラシなどでは既に実用化されています。したがって、電気製品をつくるメーカー各社はワイヤレス給電に注目しています。だからこそ私としては実用化の先陣を切るためにも、ソフト設計の観点から検討を始めたい、そしてフィニッシャー開発に携わるエンジニアとして、どんな束ね、揃え、折り、綴じにも自在に対応できる優れたパフォーマンスと一緒に世に送り出したいと思っています。

未来へ。さまざまな夢が広がり、そして想像が膨らむ。

ワイヤレス給電によって自由になる機構を突きつめていけば、例えば折り鶴をスピーディーに正確に折るロボットの開発も可能だと思います。また、繊細な折り紙細工も複雑な折り加工のダイレクトメール作成も難なくこなすロボットの実現も夢ではありません。また、ワイヤレス給電の実用化によって、当社が設計開発に関わる複写機も印刷機もスキャナーも、機能進化が一気に進むはず。さらにもっと先の未来を想像するなら、個人的には全てのモノがインターネットでつながるIoTという領域で、より複合的なシステムの開発にトライしたい。例えば一人ひとりが望むオーダーメイドの“IoT”をプロデュースする立場で活躍するイメージが膨らむなど、妄想は尽きません。

世界に目を向ければ、チャンスはもっともっとあるはず。 今こそチャンスを広げるとき?

只木 唯Yui Tadaki

世界に貢献できる新たな技術開発を!

リコーテクノロジーズの基盤技術との融合で、
革新的な価値を創造できる開発パートナーを探りながら、
グローバル市場でチャンスをつかむ、そんな未来へ。

只木 唯
Yui Tadaki
第一設計本部 第四設計室

2010年入社。工学部機能高分子工学科専攻修了。トナーの開発、品質保証業務を経て、高速複写機の設計担当へ。マシンの心臓部である作像分野の制御開発を行なっている。女性設計エンジニアのロールモデルになることを自覚して、今は日々奮闘中。将来ビジョンは、世界を縦横無尽にかけめぐるグローバルキャリアとして活躍すること。

設計開発者が自ら創り、自ら世界に売り込み、ベストセラーへ。

私は現在、高速複写機の設計を担当。具体的にはマシンの心臓部とも言える作像分野の制御開発を行なっています。試作機を動かし、実験を繰り返しながら、最適な制御条件を考え、それを量産のための設計へと導く仕事です。また、私は先日、量産前の試作機を海外のお客様に使っていただき、その評価や満足度を調査するというミッションで、設計を代表して単身、香港とタイへ出張してきました。そこで感じたことがあります。それは「世界に目を向ければ、チャンスはもっともっとあるはず!今こそ視野を広げるべきとき!」ということ。特にアジアは複写機の需要が旺盛で、ビジネスチャンスが大きく広がっていることを実感しました。個人的には、設計開発者が自ら創った製品を、自ら海外市場に売り込み、販売代理店などを巻き込んでビジネスチャンスを掴めば、一気にベストセラーへの流れをつくれると感じています。

開発パートナーとのコラボで新しい可能性を探る。

基盤であるプリンティング事業で培ったコアテクノロジーを、例えば産学連携による共同研究、あるいは海外メーカーとの技術提携、ITベンチャーとのコラボなどで活かし、お互いの技術融合によって、複写機や印刷機をさらに進化させることは可能だと思います。例えば複写機をIoTという考えのもと、あらゆるメディア、端末、家電などとつなぎ、「複写機を情報処理の中心軸に置く」という発想のシステムを構築するとか、編集素材をインプットするだけで「デザイン&製本される」という革新的な印刷機を開発するとか…等々、将来的には既存技術の延長ではなく、世の中にインパクトを与えるテーマに挑みたいと思っています。

世界がアッと驚く発明プロダクトを次々と。

技術革新は、どのようにして起こるのか?私は、何かと何かが結びついて起こる“化学反応”によって爆発的な革新を生む!と考えています。例えば優れた要素技術と優れた要素技術が融合して、そこに想像もしないような劇的なシナジーが生まれれば、驚くような“何か”が誕生するかもしれません。そういう意味で、もっと視野を広げて、もっと柔軟な考えで、ユニークな開発パートナーとの技術開発コラボレーションをどんどん進めるべきだと思います。そうすればきっと、思わぬアウトプットが果たされるはず。世界がアッと驚く発明プロダクトが、ここリコーテクノロジーズから次々と生まれる、そんな未来を私は夢みています。

1社1社、一人ひとりに対してカスタマイズできる製品づくりって、可能なのかな?

新妻 洋平Yohei Niitsuma

One to Oneの完全カスタム製品づくりに挑もう!

量多品種の究極のカタチ、完全オリジナルカスタム製品づくりが
私の考えるリコーテクノロジーズの未来です。

新妻 洋平
Yohei Niitsuma
第二設計本部 新規開発室

2009年入社。環境情報工学専攻修了。複写機の周辺機器のソフト設計の仕事を経て、現在は将来的に必要になる技術の先行開発プロジェクトのメンバーとして活躍。
メカトロニクス×ソフトウェア×電気電子×環境・・・それぞれの分野のエンジニアたちが、リコーテクノロジーズの未来を切り拓くためのチャレンジを続けている。

設計が変わる。開発が変わる。革新的に変わる。

多様なビジネスモデル、多様なライフスタイルが今後さらに進めば、個々のユーザー毎にカスタマイズ可能な製品やサービスが求められるというのが今後の主流になると思います。また、ARやウェアラブルデバイス、IoT等のさらなる進化により、テクノロジーは日々の仕事や生活に溶け込み、意識されないほど身近なものになっていくはず。
そのため技術や製品の提供側も、より業務や人々に寄り添うような開発や設計への革新的なシフトが必須になってくると思います。 例えば、製品のベースとなるプラットホーム部分と、個別にカスタマイズ可能な部分とを設計段階から作り込み、ユーザーのどんな細かい要望にも応えられる開発体制を整えられれば、それこそ完全オリジナルのカスタム製品づくりは叶うはずです。

ユーザーの優位性をさらに高める独創技術を。

現在、私は将来世の中で必要とされるであろう技術の開発を行っていますが、ぜひ完全オリジナルカスタムというテーマにも挑みたいと考えています。
例えば医療機器の領域で世界的権威の外科ドクターと連携して先進AIを組み込んだ手術ロボットを生み出すとか、生産設備の領域で我々にしか実現できない最高品質の製品を作るラインを完成させるとか…等々、我々の独創技術がユーザーの優位性をさらに高める、そんな未来がくればいいなと思っています。

エンタテイメント業界からも求められる存在へ。

さらにもっと欲張るなら、産業領域のみならず、例えばゲームやアプリや映像など、エンタテイメント業界からも我々の独創技術が求められ、開発パートナーに指名される、そんな展開も夢みています。
いずれにしても当社には特許技術を含め、未来につながるコアテクノロジーが沢山蓄積されており、それらを融合して活かせば、ワクワクドキドキするような幾つもの革新的なチャレンジが可能になる!と私は信じています。これからが楽しみです。